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組織再編税制
共同株式移転 – 会計処理と別表調整 | 非支配株主が存在するケースについて連結も含めて解説!
事案の概要 (例)S社はA社議決権の60%を保有していた。S社とA社は、株式移転により株式移転設立完全親会社P社を設立した。 図:株式移転の全体像 ・交換比率は1:0.5・取得企業はS社と判断された・S社株主はS社株式を帳簿価額200で保有している... -
組織再編税制
単独株式移転‐会計処理と別表調整 | 単独企業が持株会社を新設するケースについて解説!
事案の概要 (例)P株主はA社の発行済株式の100%を保有していたが、株式移転により持株会社となるS社を設立した。 図:株式移転の全体像 ・共通支配下の取引に該当する・適格株式移転に該当する・P株主はA社株式を帳簿価額100で保有している・S社は... -
組織再編税制
事業規模要件の具体的な比較方法と留意点 | 組織再編税制
適格要件充足のための具体的検討事項 規模の比較に使用する指標の範囲 1-4-6 令第4条の2第3項第2号《適格合併に係る共同事業要件》、第6項第2号《適格分割に係る共同事業要件》又は第10項第2号《適格現物出資に係る共同事業要件》に規定する「これらに... -
組織再編税制
従業者引継要件の具体的な検討方法と留意点 | 組織再編税制
適格要件充足のための具体的検討事項 「従業者」の範囲 1-4-4 法第2条第12号の8ロ(1)若しくは令第4条の3第4項第3号《適格合併の要件》、法第2条第12号の11ロ(2)若しくは令第4条の3第8項第4号若しくは第9項第4号《適格分割の要件》、法第2条第12号の14ロ... -
組織再編税制
100%子会社との無対価分割‐会計処理と別表調整 | 会計・税務
企業会計上と税務上の相違点 企業会計上は分割型分割 完全親子会社関係にある組織再編において対価が支払われない場合の会計処理 会社分割の場合 ① 親会社の事業を子会社に移転する場合 吸収分割会社である親会社は、第233項に準じて会計処理を行い、株主... -
組織再編税制
分割の税制適格要件 | 組織再編税制
適格分割の分類 適格分割は、上記のように分類されます。分社型分割と分割型分割で適格要件に差異が生じるため、区分して解説いたします。 分社型分割とは 図:分社型分割の概要 分社型分割とは、分割対価が分割法人に交付される分割をいいます。 100%グ... -
お知らせ
経営革新等支援機関の登録情報を更新いたしました
経営革新等支援機関の登録について 当会計事務所は、経営革新等支援機関に登録しており、認定機関として事業計画の策定支援等を承っております。登録情報については、下記のリンク先をご覧ください。 認定支援機関ID 106713009803認定号 第67号認定日 2... -
組織再編税制
合併の税制適格要件 | 組織再編税制
適格合併の分類 適格合併は、次のように分類されます。 100%グループ内の合併 完全支配関係(合併後も完全支配関係が継続する見込みが必要)の企業グループ内の合併で、次の要件を充足すると適格合併に該当します。 適格合併に該当するための要件 金銭等... -
法人税法
パーチェス法と税制適格・非適格組織再編を背景理論と共に解説!
交換損益の認識と測定 パーチェス法や税制適格・非適格組織再編の考え方を理解するには、前提として会計基準が交換損益の認識と測定についてどのように捉えているかを知る必要があります。 損益の認識・測定に係る古典的論点 どの時点で収益を認識し、どの... -
法人税法
経費を無限に作り出して節税が可能?株式譲渡の二重課税問題を解説!
損金の多重認識問題 損金が多重認識される事案について紹介いたします。 親子会社で損金が重複して認識される事例 (例)P社は1,000の出資によりS社を設立し、S社は出資金で土地を購入した。その後、土地が値下がりし500の含み損が生じた。 当該事例で...