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法人税法
法人成りすると経費の按分はどうなるのか?
【法人では個人事業主のように経費を按分するという概念はない】 個人事業主では何故経費の按分が必要なのか 個人事業主の場合、一つの人格(自然人)が事業を行い、かつプライベートな生活もしているため、事業上の必要経費と家事費双方の支出が生じ、両... -
会計
公認会計士試験の勉強時間は??3,000時間では受からない!
【トータル3,000時間は現実と乖離】 どの資格でも実態より少ない時間が流布される 資格学校は、生徒を募って事業活動を行う営利企業ですので、どうしても実態よりも敷居を低くして多くの潜在顧客に訴求しようとする動機付けが働きます。 英会話では「聞き... -
組織再編税制
100%グループ間の適格分割型分割 – 会計処理と別表調整
【基本的な考え方】 会社法の下では人的分割はできない 分割型分割は、分割の対価を分割会社の株主に交付するものを指しますが、商法・会社法においては「人的分割」と呼称され、廃止により現在認められておりません。 ただし、分割の対価を分割会社に交付... -
組織再編税制
100%親子会社間の適格分社型分割 – 会計処理と別表調整
【基本的な考え方】 譲渡損益が生じない (適格分社型分割による資産等の帳簿価額による譲渡) 内国法人が適格分社型分割により分割承継法人にその有する資産又は負債の移転をしたときは、第六十二条第一項(合併及び分割による資産等の時価による譲渡)... -
会計
利益測定のアプローチとクリーンサープラス関係
【クリーンサープラス関係とは?】 利益測定のアプローチを理解するための前提知識 現在、主に収益・費用アプローチと、資産・負債アプローチが存在し、両者を理解するためには前提知識としてクリーンサープラス関係について知っておく必要があります。 会... -
組織再編税制
被合併法人の株主の会計処理と別表調整
【適格合併の会計処理】 投資が清算された場合 借方借方金額貸方貸方金額合併時合併法人株式1,000被合併法人株式700交換損益300投資が清算された場合の仕訳 投資が清算される場合には、被合併法人の株主は合併対価として受領した資産を時価で認識し、交換... -
システム
TKCから会計データを移行する方法とは?やり方と注意すべき点を解説
【】 コンバータが実装されていない 今時の会計ソフトはコンバータが付いており、割と大雑把にデータを加工して放り込んだとしても、コンバータが自動変換や候補を挙げてくれる等して、スムーズに引っ越しが完了します。 ところがTKCではコンバータが実... -
システム
マネーフォワード会計を使いづらいと感じる部分
【固定資産の管理機能が使用に耐えない】 月次償却ができない 固定資産の月次償却ができず、月次決算の障害となります。年額一括の計上しかできません。さらに、償却資産税の申告書や別表十六の出力もできません。 「マネーフォワード固定資産」のリリース... -
消費税
消費税は預り金?「益税」は存在するのか判例から考察
【インボイス制度導入の根拠としての「益税」】 インボイス制度導入の根拠として「益税」の存在が語られることがあり巷を賑わせております。消費税を「預り金」として捉えれば、免税事業者は預かった消費税を納付していないことになり、インボイス制度の導... -
会社法
資本金と資本準備金との違いとは?資本準備金のバッファとしての性質を解説
【分かりづらい資本準備金の存在意義】 資本金と資本剰余金が区分される理由は明確 株主からの払込資本は、原則として資本金を構成し、資本金は法務局に登記されて公表されます。 利害関係者は、払い込まれた資本金が事業に活用されていることを前提に取引...