公認会計士 / 税理士 町永 達郎– Author –
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会議費として損金にできる範囲とは?
会議費に該当するための要件 通達で一定の条件が示されている 会議に際して社内又は通常会議を行う場所において通常供与される昼食の程度を超えない飲食物等の接待に要する費用は、原則として措置法令第37条の5第2項第2号に規定する「会議に関連して、茶... -
役員と会社間や親子会社間で取引する際に注意すべき税務上の「時価」とは?
税法には実際の取引価格に関わらず時価で取引があったと見做す考え方がある 税法が「時価」を重視する理由 仮に実際の取引価格があくまでも尊重されるのであれば、贈与税、相続税、その他課税の回避が容易になってしまいます。 図:時価と乖離した価格での... -
役員報酬をいくらにすれば節税になるのか?税金・社会保険料の推移を所得水準ごとに計算!
役員報酬の決定は税金・社会保険料の負担に大きく影響する 役員報酬と会社の利益との関係 本来的には、役員報酬と会社の利益は全く性質が異なるものです。株式会社であれば、役員報酬は取締役を初めとする役員等に対する委任の対価であり、会社に残った利... -
セミナー IPO準備が本格化する前に知っておきたい クラウド会計導入と会計監査・上場審査の関係
IPO実務検定協会・財務報告実務検定会員向けセミナーに講師としてお招きいただきました クラウド会計ソフトの普及とIPO支援への影響をテーマに クラウド会計ソフトが主流になり、IPO支援の在り方も大きく変わってきております。 会計基準はIT環境の変化に... -
個人事業主が取扱いに悩む家事費、家事関連費とは?
家事費とは 家事費はプライベートな支出のこと 個人事業主の場合、一つの人格(自然人)が事業を行い、かつプライベートな生活もしているため、事業上の必要経費とプライベートな支出の双方が生じます。 事業と関連性のないプライベートな支出を家事費と呼... -
法人成りすると経費の按分はどうなるのか?
法人では個人事業主のように経費を按分するという概念はない 個人事業主では何故経費の按分が必要なのか 個人事業主の場合、一つの人格(自然人)が事業を行い、かつプライベートな生活もしているため、事業上の必要経費と家事費双方の支出が生じ、両者が... -
公認会計士試験の勉強時間は??3,000時間では受からない!
トータル3,000時間は現実と乖離 どの資格でも実態より少ない時間が流布される 資格学校は、生徒を募って事業活動を行う営利企業ですので、どうしても実態よりも敷居を低くして多くの潜在顧客に訴求しようとする動機付けが働きます。 英会話では「聞き流す... -
100%子会社との分割型分割 – 会計処理と別表調整| 会計・税務
基本的な考え方 会社法の下では人的分割はできない 分割型分割は、分割の対価を分割会社の株主に交付するものを指しますが、商法・会社法においては「人的分割」と呼称され、廃止により現在認められておりません。 ただし、分割の対価を分割会社に交付する... -
100%子会社との分社型分割 – 会計処理と別表調整 | 会計・税務
基本的な考え方 譲渡損益が生じない (適格分社型分割による資産等の帳簿価額による譲渡) 内国法人が適格分社型分割により分割承継法人にその有する資産又は負債の移転をしたときは、第六十二条第一項(合併及び分割による資産等の時価による譲渡)の規... -
利益測定のアプローチとクリーンサープラス関係
クリーンサープラス関係とは? 利益測定のアプローチを理解するための前提知識 現在、主に収益・費用アプローチと、資産・負債アプローチが存在し、両者を理解するためには前提知識としてクリーンサープラス関係について知っておく必要があります。 会計情...